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「すごい」と褒めることは・・・

2015年08月28日 08:00

8月26日のkupo05さんからのコメントに返信させていただきます。

> 最近、すごいね~と褒めないようにしていたら、「すごいでしょ?」や「すごいって言って~」と褒めることを要求することが増えました。

→kupo05さん、結構頻繁に今まで「すごいね」と褒めていましたね。

> こういう時は、どう対応されてますか?

→ミッコロが「すごいでしょ?」などの言葉を私に言って来たことはおそらくないです(記憶にはないです)。それは今まで6年育てて来た中で「すごい」って言葉を私が使ったことがあまりないからだと感じています。(内面の成長2の記事の中にあるように数回はある)

つまり「すごい」って言われることにミッコロがなんの価値も感じないからです。

> 例えば、公園の遊具で、初めて一人でできるようになったときにただ眺めていたら、「すごいでしょ?」と聞かれたので、「一人で登れるようになったね~」と答えると、「すごい?」「すごいって言って~」と言われます。

→正直に言いますね。かなり強烈に褒めてもらうことに価値を置いてしまっています。
すごいこと=良い事=すごくないこと(その子にとって)=価値のないこと、になってしまっています。

> 「そうだね~すごいね~」と言うと満足げに遊びに戻ります。

→価値が無い事にならぬよう、なんでも「すごい」って言ってもらいたいんです。
言ってもらえれば良い事(価値のあること)になるから。だから言われると安心するし、逆に言われないと不安になるんですね。

> 「見て見て~」と同じ意味なんですかね…

→同じではないですね。見て見て~の場合は、今の姿(何かやっている所など)を見ていて欲しい=見守っていてほしい=認めて欲しいという意味です。

このまま行くと、お母さんに「すごい」って褒めてもらうため(目的)に頑張ったりするようになってしまいます。
今回の例で言えば公園の遊具ではじめて出来るようになった。本来はその遊具で遊びたい、登りたい、やりたい、など子供本人の気持ちで(理由で)チャレンジするものです。

そしてそれが出来るようになった。やって出来たことが嬉しかったり、達成感だったりがあると思います。そこで、本来だったら親にその気持ちをわかってもらうだけで、認めてもらうだけでいいんです。それだけで満足するんです。

しかし、褒められる機会が多いと、何か出来るたびに(そんなに大した事でもないことでも)褒めてもらいたくなるんですね。そこに価値を見出しているので。
そうなると、出来ることに価値を置いてしまうし、褒めてもらいたいために、頑張ったりしてしまう可能性が高くなります。
そしてそのチャレンジしている過程を楽しまずに「結果」だけにフォーカスしてしまうことにもなります。

子供はどんどん成長していきます。今「すごい」って驚くことでも、少し経つと当たり前に出来ることになるのです。子供はどの子も可能性に本来溢れています。でもその言葉を簡単に使ってしまうことで(もちろんこれだけではないです)、子供の可能性を狭めてしまうことがある。

例えばはじめて歩けるようになった。→それが出来た当時は「凄い」ことです。今まで出来なかったことですから。でもそれから半年もすればそれはその子に取って当たり前になるのです。

はじめて歩けるようになった。それは本当にすごいことなんですが、子供取ってはそれがすごいかすごくないかは関係ないんです。チャレンジしていたら、歩けるようになったという事実がそこにあるだけ。そしてまた次にチェレンジしたいことにチェレンジしていく。その繰り返し。

0歳の赤ちゃんは褒められたいためにハイハイするのでしょうか?

褒められたいために歩く練習をするのでしょか?

違いますね。

それをしたい理由があるからチェレンジするんですね。

例えばハイハイしたい→目の前のおもちゃを取りたい→そこまで動きたいなど。
その理由の中に親に「すごい」と褒めてもらいたい、は入っていないですね。

このことから毎日の親の言動で子供は教育されているということがわかると思います。

まっさらな状態で生まれた赤ちゃんが、環境でどうにでもなるのです。毎日の生活そのものがとても大事で、その積み重ねの結果が今の子供の言動となる。

では、これを修正する方法ですが、私だったらまず子供に謝ります。簡単にすごいって言葉を使ってしまってたことを。そしてこれからは「すごい」って言葉を使わない理由をわかりやすいように説明し、修正します。

もちろん「すごい」って言葉だけを使わないで、出来ることなどにフォーカスした褒めることをしては意味がなくなってしまうので、褒める行為を極力少なくします。

もし、褒めないことで、子供に今回の事例のように「すごい?」「すごいって言って~」と言われたら、「すごいかどうかはわからないけど、一人で登れて嬉しかったんだね~」や「また成長したね~」などと返します。

あくまで結果ではなく、過程だったり、気持ちにフォーカスした返しをします。

> 疑問にもなるべくユーモアで返したいと思いつつも、自分の力量のなさを実感します。

→子供が親に「~~~は何でこうなるの?」と聞いて来たときは(疑問を言って来た時は)、疑問のままにして置くのがいいと思います。親は子供に聞かれたら「なんでだろうね~?不思議だね?」などと返すのが良いです。それは自分(子供本人)で「何でなんだろう?どうしてかな?」と日常的に考えられるようにするためです。

> 余計なことを言わないこと、自分の価値観を押し付けにならないように伝えること、本当に難しいです。

→私も何年もかけて少しずつわかって、出来るようになって来たところなので、自然体にそのまま出来る人以外は難しいと思います。でもそれだけの価値はあると実感しています。

少し厳しく感じられる部分があったかもしれません(すみません><)。でもお子さんの成長にとってとても大事なことなので、はっきり書かせていただきました。

娘さんはまだ3歳。いくらでもこれからゆっくり修正出来ます。少しずつでもいいので無理のない範囲で頑張っていただきたいなと思います^^それだけの価値はありますから。

コメントありがとうございました^^

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どんぐり系の話 コメント: 12 トラックバック: 0

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コメント

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無題

loveさんだったら、どう記事にされるかな?と一人、ワクワクしていたacornです^_^;私の親戚の子がまさに「すごい」で育てられてしまった子です。結果がすべてです。だからチャレンジを楽しむことがほぼできなくなっています。例えば、みんなでゲームを楽しくしていても、少しでも負ける、と感じるとスッと抜けてしまう、特に算数が苦手な彼女の今現在の支えになっているお稽古事の形(カタ)などを誰もリクエストしていないのに、延々と私の目の前で披露し続ける・・・周りの大人がチヤホヤしてくれるんでしょうね。痛々しいです。とある著名な児童精神科医でさえも講演会で「褒める」の多用を勧めていました。自己肯定感を上げるため、ですって・・・簡単に褒めることで子どもの中に何が形作られていくか、たくさんのお母さん・お父さんに知っていただきたいです。

2015年08月28日 13:24 | URL | acorn | 編集

まさにその通りなんです…

お忙しいなか、いつも質問に答えていただき、ありがとうございます。

>kupo05さん、結構頻繁に今まで「すごいね」と褒めていましたね。

その通りなんです。
どんぐり倶楽部を知るまで、「サルもおだれりゃ木に登る」状態だったことは、否めません。
とりあえず、褒めておけばオッケーと思ってやってきました。
ここも私の子育ての修正箇所ですね…

>しかし、褒められる機会が多いと、何か出来るたびに(そんなに大した事でもないことでも)褒めてもらいたくなるんですね。そこに価値を見出しているので。
>そうなると、出来ることに価値を置いてしまうし、褒めてもらいたいために、頑張ったりしてしまう可能性が高くなります。
>そしてそのチャレンジしている過程を楽しまずに「結果」だけにフォーカスしてしまうことにもなります。

まさに娘がなりつつある姿だと思います。
結果を求めてないと思いつつ、結局は出来た出来ないで評価していたんですよね…
今までの癖で、褒めてしまいそうになりますが、一呼吸おいて、娘の成長を止めるような言葉がけでないか考えて発したいと思います。
まずは、褒めることを要求されたら、素直に謝ろうと思います。
うまく言えないかもしれませんが…

>もちろん「すごい」って言葉だけを使わないで、出来ることなどにフォーカスした褒めることをしては意味がなくなってしまうので、褒める行為を極力少なくします。

「~できたね!」などと喜ばないようにしなければいけませんね。

褒めることの危険性、分かっていたつもりでした。
でもやはりつもりだったんですよね…
こうして、指摘していただけて、よく分かりました。
褒めないを頑張るって何だか変な表現ですが、気を引き締めていきます。
今まさに大切な時期を過ごしている娘の成長を邪魔をしないように、一日一日大切に過ごしたいと思います。

2015年08月28日 13:44 | URL | kupo05 | 編集

無題

まさに今悩んでいたことが記事になっていて驚きました!!

以前、絵について質問させていただいた時に「上手だね」は良くなかったことに気が付き、ほめるについて模索していたところでした。
「すごい」「上手」が私の口癖になっており、そう思っていなくても言ってしまうことを何とか直そうとしています。
でもそうすると話すことが極端に減るといいますか、子供の気持ちに同調したいのに「すごい」「上手」以外の言葉がうまく出てこなくて、関心がないような対応になっています。
私の気持ちを押し付けずにどう共感してあげれるか、まだまだ修行中です。

2015年08月28日 17:22 | URL | ちょみろ | 編集

親の価値観と覚悟を試される時期

>話すことが極端に減る
●いいことですよ。自然に「量より質」にならざるを得ないでしょ。→一言一言を大事にする習慣が親子でつきます。逆に言うと、貧弱な言葉を100個かけると-100ですが、豊かな(本当の感情に根ざした暖かい)言葉なら5個でも+5です。その差は105ですね。...本当は-100*2=-200と+5*10=+50→250の差くらいになるんですけどね。

親の価値観と覚悟を試される時期が、幼児・児童期なんです。その時期に、出来れば何でもい、どうやってもいい、なんて恐ろしい考えですもんね。

言葉のシャワーが大事とは質的な話ですからね。体験と同じです。量ではなく質です。

2015年08月29日 21:02 | URL | レオン | 編集

Re: 無題

acornさん
> loveさんだったら、どう記事にされるかな?と一人、ワクワクしていたacornです^_^;

予想していたのと同じでしたのでしょうか?(笑)

> 私の親戚の子がまさに「すごい」で育てられてしまった子です。結果がすべてです。だからチャレンジを楽しむことがほぼできなくなっています。

そうなんですね。むやみに褒めすぎると結果だけにしか関心がなくなってしまう傾向が高いです。なんだか悲しいですね・・・

> とある著名な児童精神科医でさえも講演会で「褒める」の多用を勧めていました。自己肯定感を上げるため、ですって・・・簡単に褒めることで子どもの中に何が形作られていくか、たくさんのお母さん・お父さんに知っていただきたいです。

その先生もきっと親と子のことを想い伝えていると思います。ただ「褒める」の定義、中身、そして自己肯定感はどうやって作られるのかをもっと深く見ていただけたらなぁと思います。

コメントありがとうございます^^

2015年08月29日 21:36 | URL | love1557 | 編集

Re: まさにその通りなんです…

kupo05さん

本当の本当の覚悟を決め、意識し、丁寧に取り組むと見えてくるものがあります。
娘さんはまだ3歳ですので、丁寧にゆ~っくり過ごして下さい。これからいくらでも修正出来ます。

応援しています。いつもありがとうございます^^

2015年08月29日 21:44 | URL | love1557 | 編集

Re: 無題

ちょみろさん

少し前にレオン君(糸山先生)から返信コメントが入りました。参考にされて下さい。

>私の気持ちを押し付けずにどう共感してあげれるか、まだまだ修行中です。

無意識レベルで「すごい」「上手」が口癖になっているようなので、大変だと思いますが、慣れるまでは一言、一言、言葉を発する前に意識して考えてから発言すると良いと思います。もし発言したその言葉が、それで良かったかな?適切だったかな?など迷われる場合は、「褒める」とはどういうことなのか?子育てで頻繁に言う必要があるものなのか?など根本の所を考えると良いと思います。

そもそも「褒める」とは、評価すること?嬉しいことをいうこと?同調すること?共感すること?など・・・

そしてそれと同時に今までの発言はどれにあたるのか?子供にどういう影響を与えていたのか?振り返って欲しいです(もうされているかもしれませんが)

根本的なことを意識して考えて行くと、見えてくるものが少なからず出てくると思います。ここは大変な作業かもしれません。でもそれだけの価値があることなので、ぜひ意識して出来る範囲で頑張って下さい。応援しています^^

コメントありがとうございました^^

2015年08月29日 22:38 | URL | love1557 | 編集

Re: 親の価値観と覚悟を試される時期

レオン君

変わりに返信アドバイスありがとうございます。

本当に、量より質ですね。つくづく実感します。そして何より過程が大事。どんぐり問題を「適切」にしていると、そのまんま哲学を学んでいるのと同じことになりますね。

2015年08月29日 23:00 | URL | love1557 | 編集

読み返させていただいていました。

最近、どんぐりの絵をほめすぎたせいで、「素敵な絵を描くには、最初に家を描いて、色を塗ったらいいんだよ。」と、以前の絵をパターン化して、背景を描くことに力が入るようになってしましました。
まさに、ほめすぎ・・・反省です。答えはおまけは意識していたのですが・・・あやまって修正します。

LOVEさんが、あまりに深すぎて、なるべく遠目から、ミッコロさんの絵や環境設定についてのコメントを読ませていただいていました。師匠の深さにはついていけないものだろうと。ふと、過去の記事を読ませていただいた方が、読書のように客観的によめるかな
と読んでいたら・・・まさに、私の失敗についてかかれていました。(感動は胸の中に、きっと、どんぐりをきちんとできたら、私の知らない世界なのでしょう。改めて、ほめ過ぎない、評価しない、子供は普通に天才という言葉を噛みしめようと思っています。)

2016年02月11日 07:00 | URL | だるま | 編集

Re: 読み返させていただいていました。

だるまさん、こんにちは。

> 最近、どんぐりの絵をほめすぎたせいで、「素敵な絵を描くには、最初に家を描いて、色を塗ったらいいんだよ。」と、以前の絵をパターン化して、背景を描くことに力が入るようになってしましました。
> まさに、ほめすぎ・・・反省です。答えはおまけは意識していたのですが・・・あやまって修正します。

そうですね。褒めすぎは叱ることと同じぐらい悪影響をもたらす可能性があるので、慎重に言動を吟味する必要がありますね。

>改めて、ほめ過ぎない、評価しない、子供は普通に天才という言葉を噛みしめようと思っています。

はい。子供は親が適切に見守っていればその子なりに絶対成長して行きますね^^
頑張って下さい。コメントありがとうございます。

2016年02月12日 22:12 | URL | love1557 | 編集

初めまして

love1557さん、初めまして。「どんぐり倶楽部」に興味を持ち、2週間ほど前から母親の私が勉強中です。娘は5歳0ヶ月(年中さん)です。どんぐり倶楽部のHPや糸山さんの著書も読み進めていますが、love1557さんのブログは実践の記録がたくさんあり、とてもおもしろいと思いました。
子への返し方もとてもいいなと思いました。子に「すごい」ということに対して、私自身改めるところがあったので、この記事はとても参考になりました。ありがとうございます。

どんぐり倶楽部は年長さんからとあったので、娘が年長さんになる4月まで待とうと思っていたところ、ミッコロちゃんが年中さんから始めたというのを読んで、試しに娘とやってみようと思いました。
過去記事を読んでいこうと思います。またコメントを残すことがあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

2017年01月21日 22:44 | URL | マツお母さん | 編集

Re: 初めまして

マツお母さん様、はじめまして。

おもしろいと思って下さりありがとうございます。

> どんぐり倶楽部は年長さんからとあったので、娘が年長さんになる4月まで待とうと思っていたところ、ミッコロちゃんが年中さんから始めたというのを読んで、試しに娘とやってみようと思いました。

一応どんぐり開始は5歳からで小学校に入る前の年長さんからなのですが、年齢は5歳からなので年長さんではなくても環境が整っているならOKなんです。

> またコメントを残すことがあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

はい。その際はこちらこそよろしくお願いします。
コメントありがとうございました。

2017年01月22日 11:49 | URL | love1557 | 編集

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Author:love1557
2006年5月:どんぐり倶楽部を知りそれから子育て方針学習方法ともどんぐり式へ

1998年生まれ:ラン
2009年生まれ:ミッコロ

当時小2のランは19歳。ミッコロは年中からどんぐり問題を開始し小2。

現在個別メール相談1案件:5000円で承っています。

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